01. 07. 2024EDITION
Everything must go
2024年、La Maison de Lyllisは10周年を迎えました。
この場をお借りして、関わってくださる方全てに心からの感謝を申し上げます。
ここまで帽子作りを続けてこれたこと、たくさんの方と出会えた日々は何物にも変えがたく、
あまりに一瞬で過ぎてしまって10年前が昨日のことのようです。
これからも邁進してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
この場をお借りして、関わってくださる方全てに心からの感謝を申し上げます。
ここまで帽子作りを続けてこれたこと、たくさんの方と出会えた日々は何物にも変えがたく、
あまりに一瞬で過ぎてしまって10年前が昨日のことのようです。
これからも邁進してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
- Everything must go -
タイトルはベルリンで展示をしていたMartin wongの作品のタイトルからいただきました。
Every thing must go = 全ては過ぎ去る という意味です。
旅先で出会う風景や人、見るもの全てへの高揚感と日常との親和。
一瞬で過ぎ去ってしまう何気ない日常がなにより大切なのだと気づかせてくれる。
また、”うりつくし”という意味もあるこの言葉は、セールにも使う言葉のようです。
今まで以上に人々をワクワクさせ、店内のアイテムを全て売り切ってしまうような 熱を帯びたものにしたいという気持ちも込めています。
半年間に2回訪れたヨーロッパ、ドイツでの旅を通じ
カメラを片手に共通性を見つけながら撮影した膨大な写真からインスピレーションを得ています。
電車の車窓や建物の窓に顔をぺったりつけて覗きこみ、
汚れたガラスから見る部屋や人や風景にワクワクしました。
そしてふと映り込んだ自分の姿やガラスに反射した風景、
草花を気がつけばたくさん撮影していました。
それはその時にしか出会えなかった刹那のイメージでもあります。
旅から帰ってからも余韻は消えず、調べるほどに現代に通じる社会の激しい分断と激動の80年代初頭を生きたアーティストの葛藤や、 人々に寄り添う音楽が社会を変えたという事実を知ることができた、この旅自体をテーマとしています。
キーワードは、日常から旅先までシームレスに装えるスタイルを追い求めること。
どんな環境や場所でも自分に寄り添ってくれる、
そんなアイテムの中に帽子が入ってくれてたら嬉しいなと思っています。
スタイリングは旅先を思い起こしながら 4人の架空の旅人のスタイルを作りました。
旅先で起こる"あるある"や、それぞれの個性と偏愛感を随所に盛り込みました。
MIKA KASAI